心の輝きこそが理想の未来を実現する ―チャリティックス篇(4)―

住職に聴く!

和田寺の住職は、タオ指圧/気心道の創始者、音楽家など、様々な顔を持つ遠藤喨及(りょうきゅう)さんです。
喨及さんにインタビューして、さまざまな質問に答えてもらいます。
一体どんな言葉が返ってくるのでしょうか・・?

プロフィール

遠藤 喨及 東京に生まれ、少年期をニューヨークで過ごす。浄土宗和田寺住職、タオ指圧/気心道創始者、ミュージシャン、平和活動家、ゲーム発明家など、さまざまな顔を持つ、タオサンガ・インターナショナル代表。 1990年頃より、北米各地、ヨーロッパ各地、中東、オセアニアなどの世界各地で、タオ指圧、気心道、また念仏ワークショップ等を行い始める。 また、それらの足跡によって、世界各地のタオサンガが生まれ、現在、各センターは、仏教の修行道場、タオ指圧*気心道などの各教室、海外援助を行っている。 遠藤喨及個人ブログページもご覧ください

 


 

チャリティックス(Chari-TX)

住職が20代前半から開発して来たミリタリー戦略ゲーム。

先代の任天堂社長には、「ファミコンが出る前だったら、相当ヒットした
だろう」と言わせ、また将棋のプロ養成所にいた人を、「極めて奥が深い
ゲーム!」とうならせた。

バングラデッシュのいくつかの小学校では、定期的な課外授業としてチャリ
ティックスを取り入れることを決定。

現在、ゲームSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)として立ち上げる
べく、急ピッチで水面下でのシステム開発が進められている。

チャリティックスHPhttp://chari-tx.com/index.html


 

心の輝きこそが理想の未来を実現する(4)

― ゲームで悟る宇宙の成功哲学 ―

 

1.   現在と未来が反転する世界に入る

 

イメージによって未来を読む

--前回のお話で出た、“数字は本来、霊数である”や、“数理と
イメージが分離すると、人生殺伐となる”などは、まさに現代の私
たちが直面している問題そのものだ、と感じました。

住職:それはそれは。

--ところで、チャリティクスでお互いの手を読み合うのは、イメー
ジの要素が大きいとおっしゃっていましたね。

住職:はい。

--私は、「読みが甘くて負けることが多いなぁ、、、」と感じて
いるんです。私は先の予測が読めないんでしょうか? チャリティ
クスにおける戦略の「読み」は、実人生における未来の予測と関係
している、とお聞きしました。それで、“どうしたら私も、未来に
対するイメージ力を高めたり、読みを深めることができるんだろう?”
と思ったんですが、、、。

住職:そうですね。お互いの手の読み合いには、イメージの占める
割合いが大きいのはたしかです。“自分がこう動いたら、相手はこう
動くだろう。そうしたら、さらに自分はこう動く。”これはイメージ
です。読みとは、未来の状況をイメージすることですから。

--なるほど、、、はい。

住職:おっしゃるように、先を読むというのはイメージの力です。
だからチャリティックスには、「イメージによって未来を読むゲーム」
という面があるんです。

--どこまで未来をイメージできるかが、棋力というか、そのプレイ
ヤーの実力なんでしょうね。これが実人生における、成功戦略と関わっ
てくるんですね。そこで先の質問なんです、、、。未来を予測する
イメージ力や成功のための戦略眼は、一体どうしたら養われるので
しょうか?

 

起承転結のドラマをイメージする

住職:そうですね。例えとしてわかりやすいので、引き続きチャリ
ティックスで説明しましょう。ご存知のようにチャリTXは、ミリタ
リー戦略ゲームです。だから、自軍のコマが相手の司令部を占領する
ことで勝つゲームです。

--はい。

住職:ここで一般読者のために、このゲームの一連の流れを説明し
ます。このゲームの起承転結は、「序盤でコマを進軍させ、中盤で
撃ち合う。そして終盤で相手の司令部を占領する」というものです。

--はい。

住職:この起(コマの配置)、承(序盤で進軍)、転(中盤で撃ち
合う)、結(司令部占領)という一連の流れを、ゲームをスタート
するときから、ドラマを見るようにイメージするんです。

--えっ! ゲームが始まるときからなんですか?

住職:その際、見る視点を「現在から未来」に置き換えることもして
いるんです。

--それは、どういうことですか!?

住職:未来を基点にしてものごとを観る(イメージする)ということ
です。これは、チャリティックスでも実人生でも同じなんです。現在
の状況分析は、理想の未来をイメージすることが土台なんです。
これが、成功戦略を立てる上でのカギなんです。

--えー、そうなんですか?

住職:例えば、どこかに行く場合は、ゴールを明確にした上で地図を
見て、さらに目的地に至るまでの道順を考える”でしょう。

--はい。

住職:人生もチャリTXも、ゴールと道順を明確にしなければ、ただ
行き当たりばったりに進むことになり、目的地に着けませんよね。

--はい。それも、そうですよね。

住職:では、次の例をあげましょう。子どもの頃に読んだ本に出て
来る、「迷路遊び」を思い出して下さい。

 

 

 

現在と未来を反転させる

住職:誰かと、「同じ迷路で、先にゴールに着いた方が勝ち!」と
いうゲームをするとします。一体どうしたら、相手より先にゴール
に着いて、このゲームに勝つことができるでしょうか? このゲーム
の必勝法があるとすれば、それはどういうものなんでしょうか?

--、、、?

住職:簡単ですよ。スタートから始めるのでなく、ゴールにから先に
始めるのです。ゴールからスタートまで戻り、その上で今度は、ス
タートからゴールまでの道順をたどれば良いのです。もっとも迷路
遊びでこれをしたらズルですけどね。

--ですよね?

住職:ここで、チャリティックスに話を戻しましょう。序盤では、
コマを進める前に、勝利の一手前の状況(その時のコマの位置など)
をイメージするんです。次には、そこから現地点に至るまでを、逆の
プロセスでイメージによって戻していくんです。

--えっ! 逆戻りのイメージをするんですか?

住職:はい。先の迷路競争の必勝法では、ゴールから逆にスタート
までの道順を辿りましたよね。これと同じようなことをイメージで
行うのです。

--うーん、、、。

住職:現在(スタート)から未来(ゴール)でなく、未来から現在に
戻っていく過程をイメージするということです。そうすると、迷路の
必勝法で道順がわかるように、どのようにコマを進めていったら
良いか、すなわち部隊が進撃すべき「道」が見えてくるんです。
ようは思考の順序を「現在から未来」へではなく、「未来から現在」
へと逆転させるのですね。

--そうなんですかぁ。うーん、、。

住職:通常私たちは、“今ある状況を土台にして、次にはこうして、、、”
と、現在を基点にして、ものごとを考えてしまう傾向がありますよね。

--はい。

住職:それでは、迷路で行き当たりばったりに道を選んでいるような
もので、ゴールにはなかなか行き着けません。これは、チャリティッ
クスでも実人生でも同じなんです。行き先を決めた上で手を指して
(行動して)いなければ、“ただ行き当たりばったりの手を指す(行
動する)”ことになります。

--なるほど。

 

戦略マインドは左脳と右脳が対話することで生まれる

住職:現在を基点にしてものごとを考えると、どうしても「状況任せ」
的になってしまうんです。それでは、想いを実現することができません。

--はじめにゴールを明確にしておくことが、人生という「迷路」を、
成功というゴールに導くためには、必須のものだということなんですね。

住職:チャリティックスにおける勝利と、人生における成功の両者に
共通する、普遍的な原則があります。それは、「現在でなく、未来を
基点にする」ということです。

--はい。

住職:繰り返しになりますが、チャリティックスのゴール(未来)は、
序盤では局地的な勝利で、終盤では司令部の占領です。このゴール
(未来)のイメージを明確にした上で、今度は、映画のラストシーン
から巻き戻しで観ていくように、逆のプロセスを辿って、現在の地点
までイメージで戻していくのです。

--具体的には、どうやってするんですか?

住職:序盤では、中盤における局地的勝利というゴール(コマの位置
状況)をイメージします。次にはその1手前の状況をイメージする。
そうして一手一手、イメージを現時点に近づけていくんです。

--なるほど。

住職:現地点まで戻ったら、今度は、現在から未来に向かってイメー
ジするんです。現地点から次の一手をイメージし、次いでゴールまで
の手順を、一手ずつ追ってイメージしていくんです。ようは、心の中
で未来と現在を、行き来き、させるのですよ。

--うーん、それがチャリティックスにおける「イメージと読み」
なんですね!

住職:「相手はこう来るだろう」というのは読みでありイメージです。
それに対して「自分はこう動く」というのは理です。チャリティックスの
ルールは極めて簡単ですが、このときの思考には数理的な感性
が入っています。

--無意識的にですか?

住職:はい。無意識的に、です。そして心の中で、現在と未来を何度
も「反転・行き来き」させる。すると、読み(イメージ)と理(数理)
の両者が対話します。これが前回テーマだった、イメージと数理の
融合なんです。戦略マインドとは、イメージと数理の融合です。そこ
から次に指すべき一手が生まれるんです。

--そうだったんだ~。

住職:イメージは直感や創造性をつかさどる右脳による働きです。
また数理は、論理や計算などをつかさどる左脳による働きです。
イメージと数理との対話・融合とは、左脳と右脳の対話・融合でも
あるんです。すると、右脳が導き、左脳で判断するようになるのです。
--これは、日常にも生きそうですね!

 

ゲーム・プレイによって自然に身につく心の動き

住職:チャリティックスは中盤以降の戦況が、一手ごとに変化します。
だから一手ごとに、心の中で未来と現在を反転、行き来させているん
ですよ。

--えっ、一手ごとなんですか?

住職:はい。だからやがて、未来と現在の行き来のスピードが早く
なります。ついには瞬時(ほぼ同時)に、無意識内で未来と現在の
時間が行ったり来たりするようになるんです。

--そんなこと、果たして私にできるんでしょうか?

住職:大丈夫!だって、考えてもみて下さい。どんな天才だって、
そんなこと意識的にやろうとしてもできませんよー。でも、チャリTX
の練習を積み重ねていくと、自然にそのような心の動きになって
いくんです。

--それを聞いて、ホッとしました!

住職:だからチャリTXの強豪プレイヤーの無意識内では、本人の自覚
抜きに、未来と現在の瞬時の反転や行き来が起こっているはずです。

--へぇ~。

 

2 .  人生をシュミレーション体験する

 

成功の過程で必ず困難が起きるのはなぜか?

住職:未来の成功を前提とし、「そうなるためには、現在の自分は何を
したら良いだろうか?」と考える。すると自分が今取るべき、具体的
な次の行動(次の一手)が見えて来るんです。

--、、、そこのところが、私には目からウロコでした。

住職:時には直感によって生まれた次の行動が、一見客観的には、
直接の成功とは結びつかないように見える場合だってあります。

--そうなんですか、、、。

住職:でも、成功を土台として現在を観て、そこから直感が生まれ、
それに基いて行動するなら、何ら無駄なものはないんです。必ず次の
展開が生まれ、結果的には、成功という未来の果実があります。

--そうなんですね!

住職:逆に、明るい未来がイメージできないと、常に目先のことが
中心になり、行動がその場しのぎになります。そして、何かうまく
行かないこと(困難)があれば、「こんなこと、やってもしょうが
ないか、、、」みたいな思惑が働き、途中で止めてしまうんです。

--そうでしょうね。

住職:そもそも、成功に至るプロセスで困難が起きるのは人生の常
ですよ。成功の過程で困難が起こるべく、宇宙大霊によって絶妙に
アレンジ(天の采配)されているんです。でも、それは一体なぜで
しょうか? それは人生の成功が、結果よりもむしろ「困難をいかに
乗り越えたか?」にあるからなんです。

--それは何とも目からウロコの、励みになる言葉です! 

住職:それはそれは。

 

困難を乗り越えて進むことのシュミレーション体験は?

--成功の過程で起こる困難は、チャリTXでどのように象徴されて
いるのでしょうか?

住職:相手の攻撃を受けて自軍の部隊(コマ)に損害が出た状況です
ね。そして先に述べたように、成功とは幾多の困難を乗り越えて往く
ことだし、人生の意味もそこにあります。

--はい!

住職:だからプレイヤーが自軍の損害を乗り越え、信念をもってコマ
を進めて勝利体験を得ると、”困難を乗り越えて行動し続けていく
ことによって想いが実現する”ことを、無意識内でシュミレーション
体験するんです。

--まるで人生の予行演習をしているみたいですね。

 

真の勝利者とは負けることを楽しむ人

住職:またチャリティックスは、「勝ち負けを超えた心の地平」で
プレイしてしていくものです。なぜなら相手のプレイヤーは、もう
一人の自分だからです。実はチャリティックスは、武道と同じく、
相手との闘いではなく、自分との闘いを象徴しているんです。

--そうかぁ! 相手との闘いではなく、自分との闘いだったんだぁ~!!
お話をお聞きしていて、なんだかチャリティックスには、人生のあらゆる
面がこめられているような気がして来ました~!

住職:それは嬉しいです。

--私は、“負けるのがイヤだからやらない”という人には、いったい
何と返事したらいいのかわからなかったんですよー。

住職:僕なんか、チャリTXは、負けるのを楽しめるようなになって
からが一人前、だと思っていまして、、、。

--あっ! そうだったんですね。

住職:相手のプレイヤーがもう一人の自分であることを認識すると、
「勝ち負けを超えた心の地平に立つこと」ができます。第一回目に、
大乗仏教の世界観についての話が出ましたよね。

--“戦争と平和という真逆のもの(相対するもの)が、根源において
同一である”というお話しですね。

住職:「勝ち負けを超えた心の地平に立つ」ことは、大乗仏教で説く
「自他(自分と相手)相対」を超える空(くう)の世界を象徴しているんです。
人は、勝ち負けという相対を超えることによって、真の人生の勝利者に
なるんです。負けを楽しめるようになってからが一人前、というのは
そういう意味なんです。

--チャリティクスの大会がわきあいあいで楽しいのは、そういう
こととも関係しているのでしょうね。将棋やチェスも、仏教が発生も
とでしたが、チャリティクスもそうだったんですね。

住職:実は少し前に、ちょっと用事があって、久しぶりに将棋道場に
いったんです。そしたら道場の空気が、チャリティクス大会とあまり
にも違うんで、ちょっとビックリしてしまいました。昔行っていたと
きは、そんなこと全然感じなかったんですが、、、。

--チャリティクス大会って、ほのぼのとしていますものね。プレイ
しない人も楽しんでるし、、、。これが勝ち負けにこだわる場所だっ
たら、空気がピリピリして、こんなに楽しくはならないでしょうねぇ。

住職:勝ち負けでなく、途中のプロセスを楽しむのがチャリティックス
ですからね。登山していても、山頂よりも途中の風景を楽しむ、みたいな。

 

人に評価されなくても創り続けて来たのはなぜか?

--チャリティクスって、人が、自他相対を超えて真の人生の勝利者
になることや、困難を乗り越えて行くこと自体が成功であることを、
無意識のレベルで悟るゲームではないでしょうか?

住職:、、、そういう面もあるとは思います。そう解釈すれば、僕が
なぜこのゲームを作って来たのかの説明がつくんです。人に”戦争ゲー
ムなんて!”と言われたり、”たかがゲームじゃないの!” と低いもの
のように扱われたりしながら、なぜ僕は、人々がこのゲームをプレイする
ようになることを、かくも切願して来たのか? なぜ今もなお、まるで
のめり込むようにして、膨大な時間とエネルギーを使い、このゲームを
広めようとしているのか? 自分でもわからなかった、そんな問いへの                                                   答えになるんです。

 

--宇宙の原理と人生の成功哲学を、遊びながらシュミレーション体験し、
これを無意識レベルで理解するゲームですから、私もぜひこれを子どもにも
大人にも広めたいです! 
charitx2

 

3.   シュミレーションも人生も無意識内では同じ

 

戦略マインドで未来を創造する

住職:話が飛んだのでちょっと戻します。ここが面白いところなん
ですが、チャリTXで勝つのは、より強い信念を持って、リラックスして
コマを進めている側なんです。

--信念ですか?

住職:信念とは、楽観的であることですね(笑)。それから、相手の
司令部までの道(進撃ルート)が明確にイメージされていることです。

--これも人生の何かを象徴しているのですか?

住職:これが象徴しているのは、成功プロセスをイメージすることですね。

--なるほど~。

住職:チャリティクスの定石を学んだプレイヤーが、楽観的で明るい
未来を想っていると、まるで盤全体が、明確な意志を持った1つの
生命のように、統一された動きになるんですよ。

--それって、面白いですねー。

住職:でも逆に、プレイヤーに楽観的な信念がないと、受け身になっ
てしまうんです。すると、相手の出方にあたふたするだけで、自ら
状況を創ることができません。状況は、信念がある側によって創ら
れるのです。これは恐らく、カップルでもそうでしょうねぇ。

--ふふふ、なるほど。

住職:それから楽観的だと、追いつめられたような状況になっても、
ユーモアを持って客観的に観ることができるんですね。すると、状況
を転換する思いがけない手を思いついたりします。そして次の一手で
戦況ががらっと変わり、大逆転劇が生まれるのです。

--その辺もまた、チャリティックスの醍醐味なんでしょうね。

住職:一手ごとに、お互い状況が逆転し合う、なんていうこともよく
ありますね。そんなときは、お互い手に汗握って読んでいるから、
きっと無意識内では、超スピードで未来と現在が反転・行き来して
いるんでしょうねぇ。

--へぇー。

住職:戦略とは、新しい未来の展開を創造することなんです。チャリ
ティックス・プレイヤーは、自らの戦略によって、一手ごとに新しい
状況を創っているんですよ。

--私が最初にお伺いした、「未来の読み」は、そうやってトレー
ニングしていくものなんですね。人生に必要な智慧は、そのように
して磨かれていくものなんですね。 

住職:ゲームを遊ぶことでシュミレーション体験しながら、そういう
心の働きが自然に生まれてくるということです。

--先の話でも出ましたが、おマジメなお勉強とかでなく、戦争ごっ
こみたいな演技をして遊びながら体験する、というところが私には
うれしいですねー。

 

イメージと信念、そして行動が良き未来を創造する

住職:プレイヤーが楽観的で、イメージが相手よりも強く、かつ読みが
深ければ、たいていは中盤での局地的勝利を得ることができるんです。

--へぇー。

住職:このときは、“イメージと信念という土台の上に、ひたすら
継続的な行動を取り続けることで、良き未来は創造される”という
宇宙の法則を、無意識内でシュミレーション体験しているんです。

--その宇宙の法則は、とてもありがたく感じますね。

住職:はい。

--、、、でも実人生とゲームでのシュミレーション体験とでは、一見
あまり関係がないようにも見えますが、その辺はどうなんでしょうか?

住職:無意識は、両者を同じものとして扱うんですね。これは、箱庭
療法の作品を創ることで、クライアント(患者)の人生が変わっていく
のと同じ原理です。

--そういえば第2回のお話に出た箱庭療法は、ただ単に人形や怪獣
を砂の上に置いて遊んでいるだけとも言えますものね。でも作品に
飾られた人形や怪獣などは、制作者の無意識の何かを象徴していて、
それをセラピストが受けとめることで対話が生じる。それによって、
クライアントの心が変化し、人生が変わっていく。
そうかぁ! それと同じ原理ということなんですね~。よくわかりました!

 

4.   チャリティクスで人生の面白さを味わう

 

人生の取捨選択と決断

住職:より良い人生を願うならば、未来を基点として考えるように
なることです。人は、未来の成功(勝利)を決断しないと、無意識に
恐怖に支配されてしまうんです。でもその恐怖は、無意識のものだから、
普通はなかなかそれに気づかない。表面的にただ何となく、” 未来に
明るいイメージは持てないな~”という感じだけで終わってしまいます。
それでは、真摯な気持ちで自分と向き合うには至らないんです。

--そうですか、、、。

住職:問題は、その結果、現在の自分に執着することです。というのは、
現在の自分に執着していては、人生は変わらないからです。、、、と
いうよりは、人生でも(またチャリTXでも)、それは”じり貧”という、
残念な結果を生むことになってしまうんです。

--では人は、一体どのようにしたら、現在の自分を飛び超え、新たな
未来の展開を創造することができるのでしょうか?

住職:未来の人生において自分は何を得るのか? そのために現在、
自分が持っている何を犠牲するのか? この取捨選択の決断が、一つ
の目安になるでしょうね。もっともこれは、常に人生のテーマではある
んですけど。

--、、、はい。

住職:アンソニー・ロビンズという人は、その著書の中で
「成功とは、一時の苦痛を乗り越え、長期的な喜びを得ることである。
達成するだけの価値あることは、一時的な苦痛を克服しないと実現で
きない」と述べています。これはどんなことにも当てはまります。
身近な例を上げるなら、”健康になる”という未来の喜びのためには、
タバコや砂糖菓子を摂るのを止めるという一時の苦痛を乗り越え
なければなりません。

--「未来の喜びのために、。現在持っている何を捨てるか?」
これが、人生の決断なんですね、取捨選択と決断は、ある意味において
人生を創っているとも、言えるのではないでしょうか?ところで、
人生における取捨選択と決断のテーマは、チャリティックスではどの
ように象徴されているのでしょうか?

住職:「手持ちのどのコマを犠牲にして、どう勝利をつかむか?」
ですね。そもそもチャリTXは、この取捨選択と決断の積み重ねで
できているゲームなんです。

--そういえば、オーストリアのアリスさんも、また日本チャンピオン
の高山豊希さんも、「チャリティックスでは、人生における選択と決断
を体験する」とおっしゃっていましたね。
アリスさん http://chari-tx.com/kishi5.html#kishi13 
高山豊希さん http://chari-tx.com/kishi2.html#kishi2

 

盤上の取捨選択で人生の面白さを味わう

住職:チャリティックスも人生も、取捨選択と決断の連続だからこそ
ドラマが生まれるし、そこが面白いのです。無意識の恐怖に気づかず、
自分を守ることに汲々としていては、感動のドラマは生まれません。

--決断し行動しないと、人生何も始まらないですものね。それでは、
せっかく与えられた限りある生がもったいないと思います。

住職:人生を面白くするならば、現在の自分を手放し、変化を決断する
ことが必要ですね。

--プレイヤーがチャリティックスに感じる魅力は、現在の何を犠牲
にしてどう未来の勝利をつかむか、という「選択と決断」が創るドラマ
にあったんですね。

住職:少なくとも、僕に関しては絶対にそうですね(笑)。

--プレイヤーたちは、自らが盤上で創るドラマを通して、人生の
面白さの何たるかを無意識レベルで体験し、味わい、また楽しんで
いるんですね~。

 

5.   未来を読む智慧を磨き人生を創造する道

 

人生成功のスキルを磨く

住職:だから僕は、子どもたちにチャリティックスを学んで欲しいと
思っているんですよ。

--チャリティックスは、小学生から始められますしね。

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住職:子どもの内から、人生成功の精神スキルである「はじめにゴール
(成功)のイメージありき」という心構えを持って欲しいのです。
子供たちには、イメージによる未来の読みと、人生における選択と
決断の大切さを、チャリティックスの盤上でのシュミレーションを
通して、無意識レベルで体験して欲しいんです。

--本当に、そうですね、、、。

住職:さらには、何があっても困難を乗り越えて行くことが成功で
あることを理解し、勝ち負けを超えた心の地平でプレイすることに
よって、「真の人生の勝利者」になって欲しいんです。

--ブログで読んだ、住職がバングラデッシュの大学でされたスピーチ、
“人生は目標に向かって戦略を立て、選択を決断していくことで成り
立っています。僕がこのゲームを創ったのは、人生で成功するための
戦略と決断のスキルを、人々に磨いて欲しいと思ったからです”の真意が、
今ようやく見えてきました! まだ1部とはいえ、バングラデシュの小学校で、                                               課外授業にチャリティクスを取り入れることの意味は大きいですね。

住職:嬉しいかぎりです。

--私もこれからは、チャリティックスではもちろんのこと、人生
何ごとにおいても、「はじめに成功ありき」の未来イメージを基点に
して現在を考えます!そして、次の一手や行動を決断し、何があっても
継続してものごとを成就して行こうと思います。

住職:ぜひ、そうされて下さい。ご自分の成功を誰が最も願っている
のかと言えば、それは宇宙大霊である如来さまだということを認識
されて下さい。これを日々、心に刻み、成功を前提としてものごとを
考え、そのために必要な現在の行動を取っていって下さいね。

--はい! 私もチャリティックスで読みと戦略を楽しみながら、
人生成功の精神スキルを磨きます! チャリティックスは単なる
“ゲーム”ではないということが、今回あらためてよくわかりました。
これは、未来を読む智慧を磨き、未来を創造する道。勝ち負けを超えて
人生の勝利を悟る道なんだと思いました。創造的な人生の面白さを、
ゲームでシュミレーションして楽しめるなんて、私にとってはもう最高!(笑)

 

すべてのカギはスピード

住職:最後に、「想いの実現」に関する重要なメッセージをお伝え
したいと思います。

すべてのカギはスピードにあります。ものごとを実現するのに必要
なのは、スピードなんです。良き未来を実現していく人は、例外なく
行動が早い。良いと思ったことはすぐに実行します。決して先延ばし
にはしません。

なぜなら、未来を前提としている彼らは、”時間が生命”であること
がわかっているからです。
ものごとを実現していく人が最も恐れることは、現状のまま放置する
することで、”じり貧”になることです。

だから彼らに、「後でやろう」というのはありません。“後で”とか
“ゆっくり”という想い自体の中に、実現の種がないことを本能的、
あるいは直感によって知っているからです。

想いに生命を吹き込み、良き未来を実現していくことができるのは、
スピードある行動によってなんです。

成功の果実は、今できることを今する人、今日できることを今日する
人の手の中にこそあるのです。

--肝に銘じます!

― 続く ―

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