生まれてきた使命が未だ明確ではないのですが、使命はどのような行動で知ることができますか?

住職の人生相談コーナー

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遠藤 喨及
東京に生まれ、少年期をニューヨークで過ごす。浄土宗和田寺住職、タオ指圧/気心道創始者、ミュージシャン、平和活動家、ゲーム発明家など、さまざまな顔を持つ、タオサンガ・インターナショナル代表。 1990年頃より、北米各地、ヨーロッパ各地、中東、オセアニアなどの世界各地で、タオ指圧、気心道、また念仏ワークショップ等を行い始める。 また、それらの足跡によって、世界各地のタオサンガが生まれ、現在、各センターは、仏教の修行道場、タオ指圧・気心道などの各教室、海外援助を行っている。遠藤喨及個人ブログページもご覧ください。
http://endo-ryokyu.com/blog/


「住職は今生の目的が何なのかということを、いつ頃知りましたか?」という質問が
ありましたが、生まれてきた使命が未だ明確ではないのですが、使命はどのような
行動で知ることができますか?

使命というのは、「命(みこと)+み使い」です。“何々の命(みこと)”と言えば、神さまの名前ですよね。
だから、使命とは、「神様のみ使い」として自分の人生で果たすことなんです。
自分の使命が何かは、神様と心が通じ合わなくてはわかりません。
神様と心を通じ合わせるのは、祈ることです。
一切の幸せのために、ひたすら祈り続けることです。古今東西、何かをやり遂げる人は、そうして己れの使命を悟っていったのです。


住職は、以前、夜眠れない場合は、生霊が原因のことがある、とおっしゃっていましたが、それは自分の心の在り方にも問題があるのでしょうか?
対処法はあるのでしょうか?

自分の心のあり方というよりも、自分の言動の結果、人が何らかの念を
起こしたことが原因でしょうね。
対処法については、念仏で行う方法があります。
ただ、申し訳ないのですが、今ここでその技法をお伝えしても、タオサンガ念仏の修行者でない限りはチンプンカンプンなので、、、、。
すいません、、、。


動物(猫、犬などの小動物)を残酷なやり方で虐待したり、殺してしまったりする人がいますが、人を殺すことも、動物を殺すこともカルマ的には同罪なのでしょうか?

人間は動物に比べたら、修行や利他をすることが格段にできる可能性を
もった存在です。
だから、人間を殺す方が、動物を殺すのに比べてカルマは重いと思います。

さらに、殺す相手が徳の高い人ほど、カルマは重くなります。
仏教でも、悟った人を殺す「害阿羅漢」は、五逆罪の1つ。
阿鼻地獄に堕ちるとされています。


私は小学生の頃に、フェンス越しに追いつめられて集団で殴られたり蹴られたりしました。
その時のことが今でも記憶に鮮明に残っています。
私の場合、いじめられないように強く生きる決意ができました。
いじめによって自殺する子どもは実際にたくさんいます。
このようなニュースを見るたびに胸が痛みます。
いじめは、いつしかなくなることはあるのでしょうか。

いじめがなくなることがあるか、ないかと言えば、ありますが、そのことよりもご自身が体験された辛さを聞いて胸がふさがりました、、、。


住職は子どものことをとても大切にされていると察しますが、和田寺で幼稚園や自由学校のようなものを創ることは計画されていますか。
住職のような方が子どものために創った施設があるのであれば、子どもを通わせたいです。

まあ、自分が子どもみたいなもんなんで、何でも子ども目線でつい考えてしまうんですよね。
実は、僕が、できればまず最初に創りたいと思っているのは、子供たちが家出して逃げて来ることができる、「家出の家」なんです。
子供達のための駆け込み寺のようなものですね。

虐待やネグレクトなど、様々な理由で家にいることがつらい子供達が逃げ込むことができる家が必要だと思うのです。
幼稚園などには、タオサンガでやっている氣のワークなどを取り入れて欲しいですね。