住職の人生相談コーナー
・・・なんでも質問箱に寄せられた「人生相談」
ここに、あなたと同じ悩みがあるかもしれません
目からうろこの回答があるかもしれません・・・
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遠藤 喨及
東京に生まれ、少年期をニューヨークで過ごす。浄土宗和田寺住職、タオ指圧／気心道創始者、ミュージシャン、平和活動家、ゲーム発明家など、さまざまな顔を持つ、タオサンガ・インターナショナル代表。 1990年頃より、北米各地、ヨーロッパ各地、中東、オセアニアなどの世界各地で、タオ指圧、気心道、また念仏ワークショップ等を行い始める。 また、それらの足跡によって、世界各地のタオサンガが生まれ、現在、各センターは、仏教の修行道場、タオ指圧・気心道などの各教室、海外援助を行っている。 遠藤喨及個人ブログページもご覧ください。 http://endo-ryokyu.com/blog/
◎父は昭和58年、母は平成21年、義父は平成25年に亡くなりました。
若い頃は考えていなかった、いや考えようとはしなかったこと。
ですが、死んだらどうなるのでしょうか？
父が亡くなった年齢に近づくにつれ、考えるようになりました。
あなたの無意識は、自分はこのままの生き方で良いのか？ このまま死んでいくだけで良いのか？
自分自身に対しての、そんな問いかけ、それが「死んだらどうなるのか？」ということを考えさせているのではないでしょうか？
あなたの無意識は、“果たして自分が心から納得して死んでいける人生を
送るには、どうしたら良いのか？” と考えているのかも知れません。
答えはご自身の生き方の中にしかないのではないでしょうか？
◎祖父母の代からのお墓が、子供のいない私達の代でなくなる、と父母が相当心配しています。
私達姉妹は、共同墓地でよいのでは、と考えていたのですが、祖父母、父母共に喜ぶ方法を教えて下さい。
少し前に「私のお墓の前で泣かないでください。
そこに私はいません。
眠ってなんかいません～」というような歌が流行りました。
、、、僕もそうだと思うので、それを前提にお答えします。
御祖父母はお墓にはいらっしゃらないのですから、御父母にも喜んで頂けるということであれば、単にお墓の問題ではないということですよね。
自分が住んでもいないところのことなど、気にされる人はいないと思いますから。
ところで、「一人が修行して悟りを開くと、過去七代の先祖が天上界に往く」そうです。
御祖父母はどうなのでしょう？
自分が住んでもいない立派なお墓を祀ってもらうのと、子孫であるあなたに修行してもらうのとでは？
そして御両親はどうでしょう？
僕は一般に、人がお墓のことを心配するときは、無意識的には自分の死後のことを心配しているのではないかと思っています。
僕としては、あなたが今から修行され、また人々に利他を施するようになることで、ご両親のご心配が軽減することを期待しますが、、、。
最後に、、、。
「墓地のことより死後のこと。
死後のことより今の生き方。
今が輝くことなくて、死んで輝くものだろか？
あなたの、今よ輝け！ そして死後も輝け！」
失礼しました。
◎ある本で犬は霊的に人間に一番近い動物と書かれていましたが、実際どうなのでしょうか？
イルカという人もいるし、いろいろですね。
犬は人間にとって一番身近に友だちを感じる動物ですね。
僕も、犬の“いい奴”は好きです。
霊的にはわかりません。
◎ニューワールドオーダーを知って半信半疑ですが、頭から離れません。
喨及さんは、ニューワールドオーダーをどう思われますか。
ニューワールドオーダーをご存知ない方に書いておきます。
これは、世界新秩序と訳されています。
キッシンジャーとかそういう人たちが演説で口に出している動画を見たことがあります。
世界新秩序の話を一言でいえば、「世界に統一政府を作って人類を支配しよう
としている」ということです。
ようするに一般には、陰謀論とか都市伝説とか言われているものですね。
で、実際にはどうなのか？ という以前に、今の世界の状況はどうなのか？
これを現実の世界の問題を客観的に見てみたら良いと思います。
戦争のことになると話が複雑になるので、例えば、アフリカの飢餓についてだけ言います。
調べてみるとわかるんですが、アフリカの飢餓は人為的に、意図的に作られています。
しかし多くの人はこの事実を知りません。
なぜなら、天候によるものとか、人口爆発によるものとか、メディアに宣伝されていますから。
そしていくらその事実を聞いても、人は通常、飢餓が人為的に作られていることは
信じません。
なぜでしょう？
理由は３つあります。
（１）大手メデイアが言っていることの方が正しい。
※人は権威に弱い
（２）みんながそう思っていることは正しい。
※その他大勢の言っていることに従う
（３）意図的に飢餓を作るような悪意を持つ人なんているはずがない。
いたとしても、それは一部の犯罪者だ。
まさか名の通った大企業が、そんなことするはずがないない。
※自分を投影することでしか、他者を理解できない。
ニューワールドオーダーは、アフリカに飢餓を作るような多国籍企業を動かしている人たちが関わっています。
では、その意図はどのように実行されるのでしょうか？
まず（１）―（３）の人たちが、企業やマスコミ、みんな言っていることに対して疑問を持つことなく従うことが前提です。
さらに（４）の人たちのことを上げていきます。
それは、「自分と自分の家族の生活のためなら（お金のためなら）、人類の健康やその他にとって少々悪いことでも仕方がない」そう思っている人たちです。
ニューワールドオーダーは、（４）の人たちという実行部隊によって成就するのです。
これには、化学物質まみれの食品を販売する人も含まれますし、秘密保護法などの法案を通す政治家も含まれます。
また、官僚や役所や病院に勤めていて、「ワクチンは間違っている」、と思っても、生活のためにその宣伝や処方をする人たちもそうです。
あるいは、実態を知らなくて、良いことだと信じて、進んで実行部隊になる人もいるでしょう。
ニューワールドオーダーを企図する人たちの悪意に抵抗する方法はあるので
しょうか？
まずそれは、選挙に行って、少しでもまともな人に投票することです。
少なくとも、ニューワールドオーダーに加担する人に行く票を減らすことです。
本当は、（１）―（４）とは逆の人が増えることだけが、この世の希望の光なんです。
さて、あなたはどちらでしょうか？
生活のために、多少のことには目をつむって上司に言われた通りするのか、
それとも人類の福祉を優先するのか？
中世のキリスト教の異端であるグノーシス主義は、「この世は善と悪の闘いになる」と言っています。
それは、悪意やエゴに従うことなく善意を人生に顕していくことではないか？ そう、僕は思っています。
◎今この瞬間を生きるということが、頭ではわかっているのですが、
気がつくと過去や未来を考えています。
今この瞬間を生きるということに常にフォーカスしていくにはどうしたら良いでしょうか？
「どうしたら？」なんて聞かれてもですねー。それで、「何々を想いなさい」 なんて、もっともらしい答えを書いたとしてもですねー。
その“何々を想って いる３０秒の時間”があったら、、、、。その３０秒で人生を創るための、世界を変えるための行動をしたらどうですか？
３０秒間行動のない奴は、３０秒の人生をつぶしているんだ！
自らの行動で創らない人生に、意味なんかないぞ。
◎信仰心のない人が死んだら、いい人でも浄土に行けないですか？
天上界には往けます。
天上界からお浄土に往く場合は、もう一度人間界に生まれ、修行してからというステップになるそうです。
◎戦艦大和は漫画にもなるぐらい、当時は世界最高の性能の戦艦だったといいます。
実際そうだったのかということと、もしそうであれば、なぜ最前線で戦わなかったのかという疑問が後をたちません。
住職は戦艦大和についてどう思われますか。
戦艦大和の主砲は４６センチあり、これは世界最大でした。このため射程距離が長く、アメリカの戦艦よりも１.5倍ありました。
アメリカの戦艦が弾を撃っても、大和には届かない。
また大和の防御は厚く、たとえアメリカの戦艦の弾が当たっても跳ね返すことができました。
大和からは遠くから撃てたし、大和の弾も世界最大でしたから、アメリカの戦艦を沈めることができた。
それで「不沈艦」と呼ばれました。
大和が世界最高性能の戦艦だったのは事実だと思います。
それなのに大和は、なぜ最前線で闘わなかったのか？
理由はいくつかありますが、１つだけ書いておきます。
大和を建造したとき、海戦の主流は戦艦同士の決戦でした。
世界の誰も、飛行機が戦艦を沈めることができるとは思っていなかったのです。
それが当時の世界の常識だったのです。
ところが、常識を打ち破った先駆的な海軍が顕われました。
当の日本海軍です。
そして、世界の誰も思っていなかった「飛行機で戦艦を沈める」という新しい発想で作戦を行いました。
それが、真珠湾攻撃とマレー沖海戦で、これに圧勝した日本が世界の軍事常識を大転換したのです。
（真珠湾はルーズベルトの陰謀だとする説が、アメリカでも毎年のように囁かれて来ましたが、それについてはここでは触れません）
皮肉なことに、世界最高の戦艦大和を造った日本が、自ら実行した作戦によって、戦艦が無用であることを証明したのです。
これで、もはや戦艦同士の海戦などは起きなくなり、海戦はまったく異なるものになりました。空母から飛行機を飛ばし合う「航空戦」になったのです。
ようするに日本は、世界最高の戦艦を造っておきながら、自らその使い道を
封じる、ということをやってしまったのです。
そして大和は特攻に行き、その性能が生かされることなく、沖縄の海に沈んでいきました、、、。
※頭から離れないあなたの疑問は、ゲームでシュミレーション体験することで解決しましょう。
「チャトランガ」のファイナル版は、空母同士の航空戦を主体とするゲームになっています。
