海外、国内のタオサンガのニュースをピックアップして紹介します。
以前のワークショップ&修業体験、おもしろ紹介コーナーの記事も読んでいただけます。
行ってきました!
秘境匹見・浄土宗和田寺タオサンガ法要2017and 仏舎利塔プロジェクト
島根県匹見町にある和田寺のご本尊、阿弥陀如来さま
日頃、和田寺を大切にお世話して下さっている集落の方々をお招きしての
法要が例年執り行われています。
京都から車でたったの7時間ほどで、桃源郷へタイムスリップ!
さあ、到着すると、、心地よい秋の陽気漂う10月初旬、
紅葉前の和田寺では、天高く聳える大イチョウが、、、
どっさり銀杏の実を降らせておりました。
毎年、観光バスがお参りと銀杏拾いのためにやって来るそうです。
(聞くところによると、以前は門をくぐれば殿様さえも
自分の足で歩かなくてはならなかったほど由緒あるお寺だったそうです)
実はここに仏舎利塔を建立する計画がかねてよりあり、
今回はその実地調査もあって行きました。
仏舎利塔プロデューサーである泊潤安さん(あだ名はなぜかジーザス)が
場所を見聞する中、お土産用の銀杏を拾います。
落ちている銀杏は大量にあり、とてもすべての実を拾いきることはできません。
しかも現在進行形でどさどさ降ってくる。
自然はわたしたちに有り余るほど恵んでくださっているんですねー。
感謝。合掌
ここでちょっと引きの写真を。
散骨が可能な仏舎利塔は、
この樹の手前に建立されることになるかも知れません。
この大イチョウに比べたら人間の身体は本当にちっぽけなもんです。
でも本当は宇宙全部がすっぽり人間の内奥に納まっている
というのだから面白い。
それが修行によって開けてくるというのだから、
これを開発せねば人生勿体ない!と思う次第、、、。
お茶や受付など法要の準備も完了し、あとは匹見の方々を待つばかり。
そうこうするうちに、集落の面々が続々とお越しくださいました。
皆さま90歳前後だそうですが、まだまだ現役お元気です、、
正直いって凄いです。
再会を歓び合う、和田寺タオサンガと匹見町の方々。
そして、いよいよ本堂内で、タオサンガ音楽念仏法要が始まります。
小さなお堂には、お念仏の豊かな和声が響いて、暖かく、
天に昇るような空間に。
住職のご法話
「仏様って阿弥陀さまの他にも、お釈迦さまとか、大日如来さまとか、
沢山いらっしゃいます。
しかし、それぞれ異なるお方なのでしょうか? いいえ、違います。
すべては1つの宇宙大霊で、別のお名前でお呼びしているのです。
では一体、なぜ別の名前でお呼びするのでしょうか?
それは、お呼びするお名前によって宇宙大霊が異なるお顔を見せて下さり、
また別の働きをしてくださるからです。
これは人間も同じなんですね。
例えば、社長の肩書を持っている人に対して、
あなたが「社長!」と呼んだとします。
するとその人はあなたに対して、社長としての顔をします。
また、社長としての対応をします。
でも、それがお父さんだったらどうでしょう?
あなたは社長ではなく「お父さん!」と呼びます。
そしてその人は、父親の顔をして、あなたに家族として接することでしょう。
先ほど申し上げたように阿弥陀様、大日如来さまなど、
お名前は違っても元は一つの宇宙大霊の如来様ですが、
呼び名に応じて色んなお顔を見せて下さるのです。
では、宇宙大霊の如来様を「阿弥陀様!」とお呼びした時は、
どのようなお顔をお見せ下さるのでしょう?
宇宙大霊を私たちが「阿弥陀さま」とお呼びし、南無阿弥陀仏と唱えれば、
「念仏を唱えるすべての人を救いとる」如来様として反応して下さるのです。
皆さまがこうして日頃和田寺のお世話をして下さることは、
とてもとても尊いことと拝します。
その尊い所業を、私どもは心より感謝いたしております。
もしかしたら皆さまの中には、
”阿弥陀さまって本当にいらっしゃるんだろうか?”
と思われている方がいらっしゃるかも知れません。
しかし皆様が、こうしてお寺のお世話をして下さるなど、尊い行いをされ、
またことあるごとに南無阿弥陀佛とお唱え下さっていたら、
いつの日にか必ず、”阿弥陀さまは本当に実在していたんだ!”
と実感される時がやって来ます。
その時は身も心も天にも登るような喜びを味わうことでしょう。
そして、阿弥陀さまがいかにご自分のことを気にかけてくださり、
未来永劫の幸せを願って下さっているのかを、全身で感じとられるのです。
そのような時が必ずやって来ます。
皆様の尊い日頃の行いに、心から敬意と感謝を申し上げます。合掌」
法要も無事に終わり、ご希望の方には、
タオ療法で元氣になっていただきました。
(はじめは遠慮されていた方も、「やっぱり受けようかしら」となり、
フタを開けてみれば、来られた方全員でした。)
腰痛で困っている斎藤さんにツボ治療を施す住職。
経絡診断の結果は、胆経虚。
農作業の合間に、白砂糖を使用したお菓子を食べているために、
胆の経経が虚になり、結果として腰痛の症状が出ている。
「甘味が欲しければ、天然の蜂蜜に変えてください。」と指導する住職。
不自然な甘みが、健康を害することは経絡臨床からも明らかなのです。
匹見町の方々も笑顔で帰られ、タオサンガメンバーで、簡単にランチタイム。
その後、住職から新たな念仏行法のレクチャーを受け、
一同新たな境地を開く。南無。
こちらは、今回お借りすることができたBBQ兼お泊りのスペース。
天井が高く気持ちの良い空間の建物です。
炭を熾して、、、
夕食は、立派な「カウンター付きの囲炉裏」でBBQ!
串打ちされたお野菜たちが所狭しと並び、
見ているだけで満腹感が味わえます。
極安での宿泊を快諾してくださった、
秘境匹見の「萩の会」さん、ありがとうございました!
匹見は良い所です。空気も美味しいし、
温泉もトゥルントゥルンで、(画像は、やすらぎの湯HPからお借り)
ごはんも美味しいし、
人もいいです。
是非、島根の匹見町へ、お越しください。
その際には和田寺へどうぞご参拝ください。
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以上、秘境匹見・浄土宗和田寺タオサンガ法要&仏舎利塔プロジェクト、
レポートでした!
「また来年おいでー!!」(お地蔵さまの声)