「癒しものがたり」アーカイブ 食べ物への感謝で取れた痛み

60歳のこのご婦人は、小麦製品や乳製品

のほか、多くの食品アレルギーによる消化

不良と、それが原因と思われる腰痛、頸部

痛に悩まされていました。

また、やっかいなことに、時により反応を

起こす食品が異なり、そのたびに食べら

れるものが減ってゆきました。

それにつれ身体も痩せていき、とうとう何を

食べるべきか常に悩んでいる状態にまで至

ってしまったのです。

さらに、医師は、反応のある食品をすべてあ

きらめるように彼女に勧めていたのでした。

私は最初の施術の前に、彼女にいろいろと

質問をし、話しを聞きました。

彼女の言葉からは、どうも食品を敵視してい

るようなところが感じられ、全く感謝の気持

ちが見えませんでした。

そこで私は、治療とともに、いつも食事に感

謝をすることを勧めました。

またその上、「道」(宇宙大霊)から何をい

ただいているかを、ぜひ意識する努力をする

ことも加えて勧めました。

治療は2週に1度のペースを4ヶ月ほど続け

ました。

一度目から徐々に腰痛、頸部痛も取れてい

き、それにつれ消化も正常に戻っていきまし

た。

現在、この方は時折治療に見えますが、

今では何を食べても平気になっています。

記/ Alfred Müller
(オーストリア/ウイーン )